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秋村天光 小説web HOMEユーモア・パロディカンダタ氏 お釈迦様を告訴 (1 / 1)

ユーモア・パロディ|カンダタ氏 お釈迦様を告訴 (1 / 1)

GIGOKU共同伝によると・・・
去る地獄月地獄日、血の池地獄に住む「カンダタ」氏(年齢不詳)は、
お釈迦様を相手取り、名誉を傷つけられたとして地獄裁判所に、損害賠償請求の訴えを起こした。
それによると、お釈迦様は、蜘蛛の糸が切れやすいのを知っていたにも関わらず、
自分を助けると称して糸を垂らし、その結果当然の如く糸はきれ、
再び血の池地獄に落下するという悲惨な運命を辿るにいたった。
あまつさえ これが元で、芥川龍之介によって面白可笑しく小説に書き立てられ、
深く名誉を傷つけられたと言うものである。
尚同氏は、芥川龍之介氏に対しても、近く同様の訴えを起こす予定でいる。
これに対して、極楽温泉に静養中の芥川氏は、赤鬼記者のインタビューに対し、
「真実は藪の中である」
とだけ言い残して、同保養センター映画館で只今上映中の、同氏原作『羅生門』を、見に言ってしまったと言う。
又、当のお釈迦様は、いつもの様にハスの池をお巡りになられながら、
同記者の問いに、ただ一言
「総てはおシャカになってしまった」
と哀しそうなおかおで、仰ったとか、仰らなかったとか……
いずれにしても裁判の行方が注目されるところである。
2002年8月12日 14時12分48秒

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